被災地の動物たち。

 

未だ予断を許さぬ状況が続く被災地の様子をテレビで目にするたび、

何も出来ない自分という小さな存在に、大変もどかしい気持ちでおりました。

人命救助が急がれ、被災されている方々の一刻も早いライフラインの復旧が求められる中、

“動物のことなんて”とお叱りを受けるかもしれませんが、今の私の想いを書かせて頂きます。

 

やはりテレビニュースでの情報にはなりますが、避難地域にお住まいの方の中に、

ペットがいるために避難が出来ない方、また、ペットがいるために避難所に入れず

車の中で動物と一緒に過ごしている方々を拝見しました。

そして、津波から逃れるときに、とにかく犬とその餌だけを持って

逃げてきたという方のコメントを耳にし、やはり犬を飼う者として、

とても人ごととは思えませんでした。

 

私は、思えばずっと動物と共に生活をして参りました。

一番最初は金魚に始まり、犬、猫、うさぎ、ハムスター、魚類、亀などなど。

私にとっては、それぞれが本当に生き甲斐であり、心の支えであり、愛情を知り、

責任を感じ、人間として成長させてもらったと思っています。

 

被災されている方々にとっても、ペットとはきっとそういう存在ではないかと感じています。

 

ニュースを観てから、とにかく心が落ち着かず、

被災地でペットを飼っていらっしゃる方のお手伝いが出来ないものかどうか

インターネットで色々と調べてみたのですが、もちろん現場はまだ混乱していますし

詳しい情報が出ているはずもありませんでした。

 

そういった中で、リリーがお世話になっている獣医さんにお話を伺ってみた所、

情報をお持ちの方をご紹介頂くことが出来、いろいろとご相談させて頂き、

いまの私にでも出来ることがあることを知りました。

3日前にボランティアとして被災地に行き、動物のレスキュー活動をされて来たという方にも

お目にかかってお話を伺いました。

 

 

 

 

いま、被災地には行き場のなくなった動物が沢山いるそうです。

福島原発の避難地域では、置いてゆかれた動物が次々と餓死していっているそうです。

何とか生き延びている動物の中にも、すでに人間への信頼を失ってなのか、

震災の恐怖に怯えてなのか、人間が近付くことの出来ない場合もあるそうです。

家の中から動物の声がしても、道が遮断されているために

レスキュー出来ないこともあるそうです。

 

また、レスキューをしてきたとしても、何十、何百もの動物を

ボランティアでケアしてゆくことは大変難しいという現状があります。

特に今回の震災では、飼い主さんを探すことからしなければいけないため、

保護期間はかなり長期になるものと思われます。

 

 

 

 

私がお目にかかったボランティアの方が

福島原発から10km圏内で車を走らせていらした時、

急に民家から一匹の犬が飛び出してきたそうです。

きっと人恋しくて、駆け寄ってきたのでしょうね。

現地でスクリーニング検査を受け、レスキューされたそうです。

 

私はその犬の飼い主さんが見つかるまで、預かることを決めました。

 

うちには、既にリリーがおりますので、相性の心配もあり本日リリーと一緒に、

その犬に会ってきたのですが、まだ少し怯えているようでした。

リリーの4倍くらいの大きさでしょうか。

それでもリリーが近寄ると、しっぽを丸めて隠れてしまいました。

私と主人とリリーと、時間をかけてゆっくりその犬に接してみたところ

だんだんと慣れてきてくれ、しっぽを振り、飛びついてきてくれる程になりました。

いまは獣医さんの元で健康診断を受けている所で、明日には私の自宅に来ます。

一体震災から3週間もの間、まだ寒い日の続く東北地方でどうやって生き延びてきたのか・・・

私には奇跡としか言いようがありません。

 

この犬が飛び出してきた民家には、ボランティアの方が保護している旨の張り紙をしてきて

下さっていますので、いつか飼い主さんが見つかる事を心から祈っています。

その民家は鍵が開いたまま、洗濯物も干したままになっていたそうです。

きっと、震災後すぐに避難されて、今はどこかの避難所で

この犬を想い、心配されていらっしゃるはずです。

 

犬は、飼い主を信じ、ひたすらその帰りを待っているものです。

私もこの犬と一緒に、飼い主さんのご無事を祈るとともに、信じ続けようと思っております。

そして、飼い主さんがまたこの犬を迎え入れる準備が整われるまで

責任を持って育ててゆくつもりです。

 

 

 

 

被災動物にはいま、一時的に預かってもらえる場所が必要です。

これは、動物のためでもありますが、断腸の思いでペットを自宅に置いたまま

避難された方々に手を差し伸べることにも繋がります。

全てはボランティアということになりますし、

一時的とはいっても、飼い主さんが見つかるかどうかは分かりませんし、

見つかっても飼い主さんが元の生活に戻れるまでには、

かなり長い時間がかかるものと予想されます。

それでも、今は助け合わなければいけない時だと思います。

防護服を着て、危険な地域までレスキューに行かれているボランティアの方々も

いらっしゃるそうです。

レスキューされてきた動物の行き場がなくならないように、

もし一人でも多くの方にご協力頂けたら・・・と願っております。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    Roger Gruner (水曜日, 01 2月 2017 23:26)


    Normally I don't learn post on blogs, but I wish to say that this write-up very compelled me to try and do so! Your writing taste has been surprised me. Thank you, very nice post.

  • #2

    Barabara Humiston (木曜日, 02 2月 2017 00:42)


    Keep this going please, great job!

  • #3

    Carissa Tollett (金曜日, 03 2月 2017 18:25)


    I just couldn't depart your web site prior to suggesting that I actually loved the usual info a person supply for your visitors? Is going to be back incessantly in order to check out new posts

  • #4

    Edison Bentz (土曜日, 04 2月 2017 01:05)


    Fascinating blog! Is your theme custom made or did you download it from somewhere? A theme like yours with a few simple tweeks would really make my blog jump out. Please let me know where you got your design. Kudos